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LexxPluss、プレシリーズAラウンドでの資金調達を実施~2022年4月頃に自動搬送ロボットをはじめとする”Robotics Automation”の製品発表会の実施も併せて決定~

株式会社LexxPluss(神奈川県川崎市、代表取締役:阿蘓 将也)は、Logistics Innovation Fund、インキュベイトファンド、SOSV、三井住友海上キャピタル、みずほキャピタル、SMBCベンチャーキャピタルから第三者割当増資を実施し、資金調達を完了いたしました。現在の事業である物流倉庫・製造工場向け自動搬送ロボットの製品ローンチも正式に決定し、2022年度の本格的な事業拡大に向けて、採用活動・生産体制の強化に注力してまいります。

調達の背景と目的

物流倉庫や製造工場における自動化・省人化の取り組みについては、ロボティクス・ビッグデータ技術などの成熟に伴い、様々なソリューションが現場での運用に普及してきています。一方で「工程間搬送」と呼ばれる作業に関しては、その特性から各現場の環境に依存する要素が大きく、従来から市場に存在したAGVをはじめとする自動搬送ロボットでは、十分に運用をカバーしきれない現場が数多く発生していました。こうした市場背景を基に、LexxPlussでは自動搬送ロボット「Hybrid-AMR」の開発を、ソフトウェア・ハードウェア両面から行ってまいりました。

2020年3月の創業以降、既存投資家であるSOSVが主催するハードウェア特化型アクセラレータプログラム「HAX」への参画や、Seinor Robotics Engineerである西東 敦規氏を取締役に招聘するなどを通じて、開発体制の強化を図ってまいりました。また、佐川急便様の物流拠点や製造メーカー様の工場など、複数拠点での試験運用も既に実施しており、製品販売に向けての最終段階を迎えています。

今回調達した資金は、2022年度以降の本格的な事業展開に向け、自動搬送ロボットの生産体制構築やエンジニアの採用拡大に活用してまいります。ハードウェアスタートアップにとって最大の壁である「量産化」を突破し、日本を含むグローバルでの事業展開を目指します。

投資家のご紹介

今回の資金調達でご支援いただいた投資家は合計6社となります。
既存投資家:
・インキュベイトファンド株式会社
・SOSV Investments LLC

新規投資家:
・Logistics Innovation Fund
・三井住友海上キャピタル株式会社
・みずほキャピタル株式会社
・SMBCベンチャーキャピタル株式会社

前回の資金調達ラウンドから、インキュベイトファンドからは経営・人材採用面、SOSVからはHAXプログラムを通じた製品開発・サプライチェーン構築面でサポートいただいており、今回ラウンドでの追加投資をきっかけに連携を更に加速してまいります。

今回、新規で参画いただいたLogistics Innovation Fundは物流業界特化型ファンドとしてのネットワークを活用し、物流会社とのビジネス提携や事業戦略面でのサポート、三井住友海上キャピタル・みずほキャピタル・SMBCベンチャーキャピタルとは、ハードウェア製品の開発・生産体制構築において重要となるファイナンス面や大手企業様とのビジネス提携といった観点からサポートいただきます。

投資家からのコメント

岡 洋(Spiral Innovation Partners / Logistics Innovation Fund 代表パートナー)よりコメント

人口減少、超高齢化が避けられない日本社会において、属人的な業務プロセスの削減・効率化は、あらゆる産業において避けては通れない課題です。特に物流領域においてその深刻さは群を抜いており、今まさに対処しなければならない最優先事項だと認識しています。LexxPlussが取り組む領域はまさにそこであり、界隈の救世主となり、数年後に物流業界のデファクトを創造する企業だと確信しています。またその課題に対してハード/ソフト両面から取り組んでおり、そのスタンスこそが、本質的な課題解決につながるものと期待しています。今回、物流領域特化型ファンドとして、業界の課題に真正面から立ち向かうチャレンジャーを間近で応援できる機会をいただき、とても嬉しく思っています。

和田 圭祐(インキュベイトファンド株式会社 代表パートナー)よりコメント

物流倉庫業界における人手不足は深刻であり、倉庫作業の生産性向上は喫緊の課題となっています。LexxPlussはロボティクスの力によって物流の工程間搬送を自動化し、物流産業における生産性改善のブレークスルーを起こすことを期待しています。インキュベイトファンドは当社にシード期から投資させていただいており、今回も引き続き投資させていただきました。成長に向けて引き続きサポートして参ります。

Duncan Turner(SOSV Investments LLC General Partner)よりコメント

SOSV actively invests in the automation of industrial sectors. Lexx Pluss inspired us with an open-source powered business model which has enabled rapid growth. We are over the moon to continue to partner with Aso-san and the rest of the team

石上 壽一(三井住友海上キャピタル株式会社 取締役社長)よりコメント

EC需要の高まりや新型コロナの流行に伴い、物流倉庫は逼迫し、人材不足の解消や倉庫の流動性を高める自動化のニーズが高まっている中、「ハイブリッド制御技術」を実装したLexxPlussの自動搬送ロボットは物流現場の自動化を推進し、ひいては日本のインフラを支える物流業・製造業の課題解決をしていくものと大いに期待しています。

大町 祐輔(みずほキャピタル株式会社 代表取締役社長)よりコメント

ECなど物流マーケット拡大や現場の人手不足により、物流における生産性向上の重要性は高まり続けています。LexxPlussはAGV(軌道走行)とAMR(自律走行)のハイブリッドの技術力に強みがあり、RaaS(Robot as a Service)モデルによるサブスクリプション形式でのサービス提供により、物流現場の変化に柔軟に対応し、課題解決を図ることが出来ます。物流業界待望の企業であり、みずほキャピタルをはじめ、みずほグループの総力をあげて、更なる成長サポートをして参ります。

落合 昭(SMBCベンチャーキャピタル株式会社 代表取締役社長)よりコメント

物流倉庫業界は、貨物量の増加と人手不足を背景に、自動化・効率化が急務となっている業界です。そのような中、当社は独自の自動搬送ロボット技術とお客様に寄り添う現場力により、これまで自動化が困難であった業務を改善できることから投資させて頂きました。今後当社の事業成長をSMBCグループとしてご支援させて頂きたいと思います。

製品発表会のご案内

LexxPlussが現在開発中の自動搬送ロボット及びRobotics Automationに関する製品について、2022年4月を目途に正式販売することが決定いたしました。販売に先立ちまして、物流会社様・荷主様・ディベロッパー様・物流関連のメディア様を対象に、製品発表会の実施を予定しています。下記にてご案内しております事前受付フォームにご登録いただいた方に、製品発表会の詳細を後日お送りします。

製品発表会の概要(予定)
・時期:2022年4月ごろ
・開催方法:オンライン
・参加対象:物流会社様・荷主様・ディベロッパー様・物流関連メディア様
・参加方法:事前受付フォームにご登録いただいたメールアドレス宛に後日詳細をお送りします。
※ 事前受付フォーム:https://forms.gle/xiP2w3yQbkppj1xH9

LexxPlussに興味を持っていただいた方へ

LexxPlussは、「持続可能な産業と持続可能な生活を」をビジョンに掲げ、日本のインフラを支える物流業・製造業の課題解決を目指すスタートアップです。次世代の産業機械メーカーを目指し、グローバルに挑戦していただける方を募集しています。

▶募集中の職種一覧:https://open.talentio.com/r/1/c/lexxpluss/homes/1863

また、資金調達を記念し、採用イベントに登壇を登壇いたします。
参加をご希望の方は下記のURLからエントリーください。
▶採用イベントページ:https://m.incubatefund.com/event/hello_robotics

LexxPlussからのコメント

阿蘓 将也(株式会社LexxPluss 代表取締役)よりコメント

2025年に10兆円を超えるロジスティクスオートメーション市場で、グローバルに活躍する製品開発を進めています。LexxPlussは2035年までに次世代のキーエンスやファナックと呼ばれる世界的な産業機器メーカーまで成長します。

西東 敦規(株式会社LexxPluss 取締役 / Senior Robotics Engineer)よりコメント

最高のチームと超高速な開発ループで、ハードウェア・ソフトウェアともに日々進化し続けています。物流倉庫業界の問題はすべて我々が解決するという心意気で開発を続けています。