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Lexx500AMRを使用した物流中継センターでの自動仕分け・搬送作業

Date: April 30, 2024

佐川急便の中継センター3階にあるSGホールディングスグループの次世代型大型物流センター「Xフロンティア」(以下、Xフロンティア)では、2022年12月1日から「Lexx500」を12台導入し、これまで人手に頼っていた不定期貨物輸送業務の大規模自動化に成功した。

従来のAGVでは、人と台車が混在するため対応できなかった環境での搬送業務に対応することで、人手が不足しがちな深夜帯でも安定した処理能力を確保することに成功した。

佐川急便とのプロジェクト開始

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プロジェクトのきっかけは、佐川急便のオープンイノベーションプログラム『SAGAWA ACCELERATOR PROGRAM』に応募したことでした。 採択後は、ロボットによる不定形貨物の自動輸送が可能かどうかから実証実験を行った。 私たちの製品の実用性が認められ、審査員特別賞を受賞しました。 この成果は、今回のプロジェクト開始につながった。

導入前の課題とLexx500導入後の効果

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エックス・フロンティアでは、ベルトコンベアで構成される自動選別機で90%の処理が行われている。 しかし、自動仕分け機で運べない不定形品は、やはり手作業で仕分け、台車を使って運んでいた。 過去には、ロボット導入による自動化を試みたが、常にモノや人が行き交う環境であるため、柔軟性に欠ける輸送プロセスになってしまうという課題に直面した。
Lexx500は、自動運転のように自律的に障害物を検知・迂回できるAMR技術(Autonomous Mobile Robot)と、繰り返し精度と作業速度を確保できるAGV技術(Automated Guided Vehicle)を組み合わせた。 これにより、トラックベイへのカート輸送と空のカートの返却の自動化が可能になった。
人手の確保が難しい深夜時間帯も継続的に稼働させることで、同時間帯の処理能力を高め、貨物の滞留性を向上させた。

Lexx500導入後のお客様の反応

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導入後、私たちは顧客から肯定的な面と改善が必要な点の両方についてフィードバックを受けた。 ポジティブな点として、ロボット起動時の操作のしやすさ、タブレット上でのタスク指示のしやすさ、タスクを実行するロボットとその現在位置が見やすい優れたユーザーインターフェースなどが挙げられた。 さらに、荷物の量や重さに関係なく、安定したハンドリング輸送ができる点も評価された。
その一方で、トラブル発生時の迅速な対応や問題解決など、安定したサポート体制の継続が強く求められている。 LexxPlussでは、これらのご要望にお応えし、お客様に安心してサービスをご利用いただけるよう、サポート体制や対応プロセスの継続的な改善に努めてまいります。
レクサスでは、今後も日本のインフラを支える物流・製造業のさらなる課題解決を目指していきます。

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